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速報AI・テクノロジー

生体認証システムに警鐘 利便性の裏に潜む“落とし穴”とは

顔が変わると、人生も変わる。そしてスマホも開かなくなる──。実体験から始まった顔認証研究をご紹介します。

吉本工業大学工学部情報工学専攻の美夏実花博士は昨日、生体認証(バイオメトリクス)において、顔認証システムが顔の整形後に正常に機能しなくなる可能性があるとする研究結果を発表した。

美夏博士によると、研究のきっかけは自身の体験だったという。幼少期から顔の輪郭にコンプレックスを抱えており、いじめなどの体験はなかったものの、顔の輪郭により、自己肯定感がかなり低かったとのこと。将来は必ず整形すると学生時代からひそかに計画しており、親戚からもらうお年玉もすべて貯金に回していたそう。目標金額が貯まった先月、ついに韓国で美容整形を受けることを決意。初めての海外旅行を一人で経験することもあり、大きな期待と不安を抱えながら現地へ向かった。

施術は無事成功したものの、ダウンタイムによる腫れが想像以上に大きく、ホテルでスマートフォンを使おうとした際、顔認証が本人を認識しなかったという。普段から顔認証だけで端末を利用していたことに加え、慣れない海外でスマートフォンが使えないという状況が重なり、「あまりの焦りで暗証番号そのものを忘れてしまった」と当時を振り返った。

その後、美夏博士は生体認証の仕組みや認識精度について改めて調査を開始。「顔は本人でも、システムには別人と判断されるケースがあることを身をもって体験した」とし、この経験が今回の研究につながったと説明している。

専門家からは「顔が変わるので、顔認証が通らないのは至極当然」と冷静な意見が多く上がる一方で「利便性の高い顔認証でも、暗証番号など代替手段を普段から確認しておくことが重要だ」との意見も出ている。