深刻化する海洋汚染問題の改善を目指すダーメッツ大学海洋研究室は昨日、約10時間にわたる海岸清掃活動を実施した結果、「疲れちゃった」とする研究結果を発表した。
同研究室では、海洋ごみ問題への理解を深めることを目的に、研究員自らが海岸清掃を行うフィールドワークを企画。当初は3か月間にわたり継続的に活動し、ごみの種類や漂着状況、回収効率などを調査する予定だった。
活動初日には、早朝から研究員15人が海岸へ集まり、ペットボトルや空き缶、漁具の破片、発泡スチロールなどを回収。炎天下で約10時間にわたって作業を続け、予定していた調査項目の大半を終えたという。
しかし、活動終了後に開かれたミーティングでは、多くの研究員がその場に座り込んだまま立ち上がれなくなり、誰も何も言葉を発さず、沈黙がしばらく続いたという。その後一人が、「今日はもう十分頑張った」と声を上げると、「そうだ!」「そうだ!」と盛り上がり、翌日以降も活動を継続する予定だった3か月間の研究計画を見直し、実施期間を1日に短縮することを決定した。
同研究室の所長、マジデ・ゴメス博士は「現地で実際に活動した研究員は全員、海洋汚染問題の深刻さを身をもって実感しました。以前にも増して当事者意識を持つようになったことは、この研究における最大の成果であると思います」とコメントした。一方で、翌日の活動については「全員が筋肉痛で、階段の上り下りにも苦労しているため未定です。ごめんなさい。」と説明した。
環境問題の専門家は、「現場を知ることは研究者にとって非常に重要だ」と評価する一方、「3か月の計画を10時間で終えるのは、研究の計画に問題があるのでは」と冷静な見解を示している。



